2013年7月23日火曜日

お食事どころ

 いま一緒に「エコの環」づくりに取り組んでいる人が、生ごみ堆肥で作った無農薬・減農薬野菜を食材に、このたびお店で「ランチ」のサービスを始められました(すゞ菜(0772-46-3632)、営業日;水~土のみ、11:30~14:00)。もともと仕出し弁当・お惣菜などを作っておられ、そのときに発生する大量の生ごみ(1日に7~8キログラム)を捨てるのがもったいないと、コンポスターで堆肥作りをされていたのですが、ウジが湧いたり、汚水が出たりして困っておられたとき、私たちが宮津方式の「たいぞう君」を勧めたところ、非常に気に入っていただき、そのとき(2009年)以来のお付き合いです。自家発生の生ごみで奥さんは無農薬野菜、ご主人は減農薬野菜を作っておられ、それらを食材にお弁当、お総菜を作るかたわら、無農薬の「エコの環」野菜の出荷にも協力してもらっています。
 お店が開店のときランチを食べに出かけました。旬の野菜を中心に2種類の献立(1,000円と700円)が用意され、ごはんには無農薬の玄米食もあり、それがとても香ばしく炊けていて、おいしく頂くことができました。塩など調味料にもこだわっておられるようで、まさに地産地消の自然派食堂といった趣です。お店で発生する生ごみを野菜に変え、そっくり献立に利用する仕組みは、私たちがいま地元小学校区で進めつつある「エコの環」を、飲食業という業態でコンパクトに具現化したものであり、環境的には極めて負荷の少ない、また、健康的には身体に非常に優しい循環システムと云えます。私たちもいま野菜の店頭販売だけでなく、仕出し料理屋さんなどと組んで、生ごみを処理する代わりに野菜を引き取ってもらう、バーター関係を築こうとしていますが、その先駆け的な取り組みでもあります。天橋立方面に来られた時にぜひ立ち寄られてはと、紹介させていただきました。


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